保険相談と保険会社の違いは何?

保険相談と保険会社の違い

ショッピングモールや繁華街などで見かける保険相談所と、保険会社の支店や事業所は全く異なる存在です。多くの保険会社は顧客に対して直接的に商品を販売しているのではなく、保険相談所などに販売を委託しています。相談所は保険会社の販売代理店であり、代わって商品を販売すると一定の手数料を得ることができます。保険相談所は様々な商品を扱うコンビニエンスストアやスーパーマーケットのような存在です。最近では大手の家具チェーン店やデパートなど他の業種からも保険の代理店業に参入するケースが増えています。代理店には専属代理店と乗合代理店の2種類があり、前者は1社のみと後者は複数の保険会社と代理店契約を締結しているのが特徴です。1社のみと契約をしている代理店では特定の会社の商品のみを扱っていますが、保険相談所のような乗合代理店ならば様々な商品から最適なものを選べます。

選び方

保険会社や商品を選ぶ際には、専属代理店や保険相談所のような乗合代理店に相談するとよいでしょう。専属代理店は特定の保険会社の商品について詳しい知識を持つスタッフがいるので、きめ細かなサービスが期待できます。乗合代理店は複数の保険会社が提供する商品の中から自分に合ったものを選びたい場合におすすめです。より多くの商品の中から自分に合ったものを探したいのであれば、保険相談所のような乗合代理店を選ぶことになります。特定の保険会社が提供する商品について詳しく知りたい場合には専属代理店を選びます。保険会社は代理店が集めた契約書や請求書などを受け取って様々な事務手続きを行っています。商品の開発や約款の作成、保険料の運用や契約の維持管理なども行っており代理店と分業することでスムーズに業務を進めることができます。保険への加入を検討しているのであれば、目的や状況に応じて専属代理店や保険相談所のような乗合代理店に相談するとよいでしょう。