共済の特徴
共済とは通常の保険とは若干異なる点がありますが、まず挙げられるのが相互扶助を理念として営利を目的としていないという点です。組合員などが自ら運営するというスタイルで、みんなで掛け金を出し合って組合員を助けるという目的となっています。
そして通常の保険は条件を満たしていればどなたでも加入できますが、共済の場合は原則的に組合員やその家族の方しか加入できないのが特徴です。しかし法律などで組合員の要件を満たしている場合や、共済の趣旨に賛同した方でも出資金を支払うと加入できる場合があります。出資金を支払うケースでは准組合員となり、員外利用という形となる共済もあります。
共済も一般的な民間の保険と同様に人の怪我や生命に関わる事故などを対象とする商品をはじめ、建物や車に対する補償がされる商品など幅広くあるのが特徴です。
共済がおすすめな人
共済を利用するのがおすすめ人は、まず保険料をあまり掛けたくないという場合があります。多くの場合は掛け金がリーズナブルとなっていますので、月々の負担額を抑える事ができるでしょう。また年齢や性別などは問わずに、一律の掛け金となっている点もメリットです。
細かく何かに特化した保険という商品ではなく、全体的な補償のバランスが非常に整っており、シンプルで選択しやすいといった点も特徴です。そして各都道府県に根付いた県民共済などもありますので、地元の共済に参加したいという方にも適しています。もちろん労働組合委員の福利厚生としての共済や、農家の方に向けた共済もありますので、該当している方は利用してみるのがおすすめです。もしどの保険を選んでいいのか判断できないという場合は、無料の保険相談なども各地にありますので一度相談してみるのも良いでしょう。
